1953-12-07 第18回国会 衆議院 本会議 第4号
従つで、問題の焦点は公労法の原則規定である第三十五条と第十六条をすりかえんとする、きわめてずるい資本家的態度であるのであります。(拍手) さらに、実際問題としても、資金上不可能ということはあり得ないのであります。何となれば、すでに五企業は、本年の六月から七月にかけて中央調停委員会の示した案に対し、当局はこれを承認しておるのであります。
従つで、問題の焦点は公労法の原則規定である第三十五条と第十六条をすりかえんとする、きわめてずるい資本家的態度であるのであります。(拍手) さらに、実際問題としても、資金上不可能ということはあり得ないのであります。何となれば、すでに五企業は、本年の六月から七月にかけて中央調停委員会の示した案に対し、当局はこれを承認しておるのであります。
併しながら、いわゆる糸へん景気で、紡績の代表的十社の昨年上半期の総利益は百五十億円にも上り、資本金の一倍半に当る莫大な利潤を改めておりながら、一旦操短となりますや、常日頃低賃金に喘いでいるおおむね二十歳にも足りない幼い婦人労働者に、不当にもその犠牲を転嫁せんとしている資本家的態度には、絶対に承服しがたいのでございます。